先日、仲間の親父が永眠した。
小柄ながら、筋肉質。
黒く焼けた肌に、鋭い眼差し。
ぶっきらぼうな言葉?に、
潮風に刻まれたシワ。
漁時の準備姿には凄みを発し、
眼つきが変わり、漁師の男を感じさせた。
見るからに強そうな!丈夫そうな!親父さん。
生粋の漁師だった。
一緒に網をあげました。
手伝い!のハズがジャマばかりだったかも・・・
持ってけ!持ってけ!って、帰りには海産物を沢山!
手伝いに行ったのか?戦利品をもらいに行ったのか・・・
おかげさまで食卓や雰囲気?は海から離れて住んでいるのに、
海まで1分の所で過ごした漁師町の楽しい頃を思い出す。
漁師町に住んでいた自分の爺さんの記憶がない私は、
年は違うけれど、勝手に少し重ねていたのかもしれない・・・
大切な大切な船も借り、釣りに行きました。
分かってからは早かった・・・
去年の夏頃、膝突き合わせて会話できたのが最後。
11月には一言の会話。
あんなに筋肉質だったのに・・・
鋭い眼差しは影を潜め・・・
カスで未熟な私は次の言葉が出てこなかった。
私は何を返せたのだろう・・・
何か?できたのだろうか・・・
数年前に1度、オジャマしている時に、買い物から帰ってきて
袋をガサガサっと目の前のちゃぶ台に開け、
カズさん!良かったら食いな!って・・・
豆と甘味の中に板チョコをチラッと目撃しただけ。
魚?漁具?海?の事しか会話した記憶がなく、私的な事を話さなかった。
何が好物なのかも分からなかった。
間違えていたら、ごめんなさい。
大好きだったハズの?板チョコを入れる事しかできない・・・
俺のマグロ用?大物用の網?完成させないで・・・さ。
海の事なら山のように話しあるでしょ!
今度の網上げはいつ!?
77歳か・・・
キヨッさん!
ちょっと早いよ・・・
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
安らかにお眠り下さい。
カスなりに考える?
次世代への投資。
破壊された楽園。
命には限りがあるから・・・
次世代へ、立派な足跡を残したい。
カスにナニができるだろう・・・
考え、工夫しながら過ごした日々を!
この映画を見て洗掘者がたどった冒険を体験しよう!?